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犬神家の一族

 「犬神家の一族」。角川映画の記念すべき一作目です。それ以前にも何度か映画化されましたが、ぼさぼさ髪で、よれよれの着物をまとう原作に近い金田一耕助はこの作品からというのはあとで知りました。

 去年、再び石坂浩二さん金田一耕助でリメイクされました。7月にDVD出るらしいです。レンタルしようと思ってます。でもどうしてこの作品未だに人気が衰えないののでしょうか。もう何回目かわからないくらい観ましたが考えてみました。なおこの後はネタばれになりますので、これからご覧になられる方は読まないで下さいね。

 伝説や言い伝え等に即した奇抜な殺人、とにかく複雑な人間関係等、金田一耕助の推理。私はずっとこれらに気をとられてました。でもそれだけではここまで長きに渡っての人気は得られなかったと思いますね。

 やはり人間の中にひそむ欲望や嫉妬、怨念といったものを描いていることかなと思います。

 まずこの作品に関していえば、佐兵衛翁は誰が見ても一族に争いが起きるような遺言を残しました。でもどうして?彼の生い立ちは親に捨てられ神社の神主に拾われ、そこで成長し神主の援助で事業を起こしそれが成功し
財産と地位を得ました。しかし生涯正妻を持ちませんでした。きっと家族のあたたかさを知らずに育った影響が起因しているものと思われます。地位と財産を得ても心の隙間は埋まらなかったのでしょう。でもその過程の中で一人の女性を愛してしまった。そしてその女性に家宝を与えてしまいました。そのことが一族の不満を買い、その女性に危害をあたえてしまいました。佐兵衛翁はそのことを憂慮したことが遺言書に現れています。
 佐兵衛翁が得ることができなかったものは愛情、それが一族に悲劇を招く結果になったようです。


 そういう側面からこの作品を観てみるのもいいと思いますよ。

  おまけです。春の山にひっそり咲いてました

 
Dscn0916

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コメント

このお話スキです。
どきどきしながら見ちゃいます。

花はいいですよね。
こんなにいいと思ったのはたぶん生まれて初めてです。

もう100スキ料理ブログに書きましたが、
条件的に不利です。
買い物してなくて、ある物で作るのって大変です。
買い物してから・・って思ってたんですが、、
ぷりちゃんの料理また楽しみにしてます!

投稿: みわりん | 2007年4月 8日 (日) 20時10分

 みわちゃんへ、100スキ料理拝見しました。お忙しい中がんばってられますね。冷蔵庫の中のものだけでさっと作られるなんて流石だとお思いますよ。私は未だできてません。今日は家族メニューの関係で私は今日は100スキお休みしました。

投稿: うてきなぷりぱ | 2007年4月 8日 (日) 21時44分

ぷりちゃん
催促したみたいですみません。

私はやると決めたらやるタイプで
たとえ下手でもやります。
鉄分が補給できていいらしいですね。

何でもいいからとにかく料理してみます。

※コメントのこと気にしないで下さいネ!

投稿: みわりん | 2007年4月 8日 (日) 22時05分

初めまして、こんにちは。
広島ブログからやってきました。
この映画、湖面から足がにょきっと出てる画がまず衝撃でした。
何度見てもいいものはいいもんですね。

投稿: sal | 2007年4月 9日 (月) 15時51分

みわちゃんへ、昨日はほんとにごめんなさい。

 100スキは週末までお預けです。

投稿: うてきなぷりぱ | 2007年4月 9日 (月) 20時39分

 salさん、はじめまして。この映画昔は、奇抜な演出や推理に関心が行ってましたが今では、心理描写のほうが気になりますね。これも年のせいでしょうか。
 これからもよろしくお願いいたします。

投稿: うてきなぷりぱ(ぷりちゃん) | 2007年4月 9日 (月) 20時41分

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